ハイブリッド6ってなんだ?日本女子バレー界に革命を起こす戦略とは…?

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画像:wikipediaより

皆さんバレーボールは好きですか?
ほとんどテレビでは代表戦しか放送しないので、未経験者からすれば、あまり身近なスポーツではないかもしれません。
そんな人でも分かりやすく、ちょっとバレーボールを好きになり、応援したくなる。
そんな話があるので詳しく掘り下げていこうと思います。

先月行われた女子バレーボール ワールドグランプリ2014
日本は準優勝、銀メダルという結果に終わりました。

実際に見ていた人は驚きの連続で、とても見応えのある試合ばかりだったと思います。
実際に私はずっとテレビの前から動けないくらいだったので…。

ブラジルには完敗でしたが、ライバルの中国・ロシアに勝利したため、この大会では過去4位止まりでしたが、今回で過去最高成績の準優勝となりました。

ではなぜ日本女子バレーがこのような好成績を残すことが出来たのか。

それにはただ1つの理由があるのです!

ハイブリッド6」、車の話ですか…?

日本の眞鍋監督が大会前日の会見で、今季から取り組んでいる新戦術の呼称を「ハイブリッド6」にするという発表がありました。

昨年も新戦術の発表があり、その名も「MB1」というものでした。
MBとはミドルブロッカーのことで、背の高い選手がこのポジションにつき、ブロックやスパイクなど攻撃面に重きを置いています。
通常ミドルブロッカーは2人ですが、これを1人にすることで攻撃のパターンを増やすというものでした。

簡単にいえば、「攻撃のバリエ−ションを増やすことで身長の低さを補う」といった作戦です。
しかし、即効攻撃(クイック)の機会が減る事と、ブロック力が下がると言ったデメリットもあるのです。

そのデメリットなども無くし、さらに進化させた戦術が今回のハイブリット6。
なんと例のミドルブロッカーさえも存在せず、6人誰もがどこからでも攻撃できる、言わばポジションレスなバレーを行うのです!

ハイブリッド(Hybrid)とは「混ぜる、組み合わせる」と言う意味で、色々な選手に色々なポジションをやって欲しいと言う監督の気持ちから、この名前が名付けられたそうです。

バレーボールは

①相手からのサーブやスパイクを受ける

②トスを上げる

③スパイクで打ち返す

という流れなので、誰がどの辺りに打ってくるかなど、ある程度予想され、高いブロックでスパイクが決まりませんでした。

しかしこの戦術は誰がどこに打ってくるのかが分からないという相手にとっては、脅威としか言いようのない強みだと言えます。

日本の平均身長は172cmですが、ブラジルの平均身長は182cmと、やはりバレーボールでは体格差がスパイクやブロックなどで大きな違いを生むことになるのですが、この戦術で相手のブロックが遅れ、スパイクが決まりやすいということなのです。

ノーマルなバレーをやっていては日本は勝てない。

眞鍋監督はこう言っていますが、結論から言うとこの戦術はとても無茶な作戦であり、選手に大きな負担がかかるのです…。

注目すべき選手とその役割

ハイブリット6での戦い方を見ていると、19歳のセッター宮下選手が輝いていました。
セッターとしては(日本の中では)177cmと身長が高く、ブロックをよく止めています。

この戦術ではブロックを飛んだ後、すぐにセッターとしてトスを上げなければいけないので、切り替えの早さと驚異的な集中力が必要とされるのです。

セッターがブロックに参加していなかったこれまでだと、アタッカーのブロックに対する負担が大きくなり、その後の攻撃に遅れていました。
遅れてしまうということは相手に時間を与えてしまうので相手のブロックが高くなり、スパイクが決まりにくいのです。

しかし、今回セッターがブロックに参加することでアタッカーへの負担を減らし、素早い攻撃が可能になったということなのです。

下の動画でも分かるように、監督に褒められている宮下選手がが日本代表として本当に大変な作業をしているのです。

最終戦で戦ったブラジルに負けはしましたが、日本の素早いバレーに苦戦し、絶対女王を苦しめる展開が何度もありました。

実際、試合後にブラジルのギマラエス監督のコメントが、その凄さを物語っています

去年よりも良くなっている。昨年対戦した時よりも成熟しているし、チームでの責任感も増した。非常に上手くパスを散らし、いいところにいいタイミングでトスを上げている。精度も高くタイミングもよくなった。大きく成長し今も成長し続けている。非常に興味を持っているセッターです。

引用元:suportiva 【女子バレー】眞鍋ジャパン新戦術で、宮下遥が覚醒

これはまさに宮下選手の高さと若さが存分に生かされた戦術だと言えます。
選手に負担がかかるとは言ってもこれくらいしないと世界とは戦えないということなんでしょうかね…。

しかし今回の大会で日本代表は大きく成長したと思います。
宮下選手のように若い選手がこれからの日本を背負って、先輩を蹴散らしてでも活躍して欲しいところですね!

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この記事の著者

岡田 大誠WEBデザイナー

株式会社だんきちでデザイン、WEB周りを担当しております。
温泉が好きです。最近スラックラインを始めました。
夏はスイカばかり食べています。

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