上手な人ほど、簡単そうにやっているその理由とは?

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ひねり

手を使うスポーツは手打ちになりがち

スポーツをするのに下半身の力は欠かせません。

下半身は上半身の6倍ほどのパワーが出せるとも言われています。

例えば、ボートをこぐといった一見下半身が必要でなさそうな動作でさえ、上級者は下半身を目一杯使っています。

他にもテニスで言えば、軽そうにスイングしているのになぜか球は速い。

簡単にやってるように見えて自分でやってみると、全然簡単じゃないなんて経験は誰しもあるんじゃないでしょうか。

これは1つとして下半身が上手く使えてるかどうかが関係してきます。

今日は下半身が大事な理由、上手く下半身を使うにはどうすればいいかを解説していきます。

土台を作る

これはイメージしやすいと思いますが、しっかりとした土台、下半身があれば上半身の安定感が増します。

例えばボートであれば手でレールを押すと、その力が手に返ってきます。作用・反作用の法則ですね。

このとき下半身がしっかりしていないとその手に返ってきた力に負けて身体がぐらついてしまうのです。

そうすると大きなパワーが出せません。

◎力が作用している部分の接している時間を長くする

先ほどのボートを漕ぐ例でボートをひとかぎするときに、長い時間で力を加え続けるのと一瞬だけ力を加えるのとでは、どちらが大きな力を発揮するかというと、間違いなく前者です。

これも下半身の土台がしっかりあれば、反作用の力に押し負けないので、安定して長い間、力を加え続けることができます。

下半身が安定していないとどうなるのかの実験をテニスの例でいうと、打っている最中(0コンマ数秒の間)にラケットを離してみてください。(あるいは想像してみてください)

接している時間が短くなる→パワーが少ない→弱いショット、あるいは安定感のないショットになってしまう

下半身を安定させることで上半身が耐えれるよう後押しをする、というイメージですね。

ひねりを使うため

スポーツだけでなく日常でも使う動作(イスから立ち上がるなど)は伸張反射を使っているということを、以前の記事であげました。

この伸張反射は簡単に言うと、ばねと同じように一度縮めるというプロセスを踏むことで普通に伸びるときに比べて、より大きな力を発揮するということです。

スポーツにおける力は身体の筋肉から発揮されるんですが、身体はばねの組み合わせでできているんです。このばねをいかに効率よく使うかということがスポーツで必要な能力となってきます。

もう1つパワーを発揮する際、拮抗筋というものが必ず存在します。力こぶを作ったときに力こぶを作る側面は筋肉が縮んでいるのですが、その反対は伸びているのです。この反対の筋のことを拮抗筋と言います。

身体はばねでできているということで、どこかのばねが縮むとそこにつながっているばねが伸びるのです。(全体としてのばねの長さは一定)

(以下例、全体のバネの長さが常に同じとすると、上のバネを縮めたとき下のバネが伸びる)

ばね

マクロ的な視点で見て、上半身と下半身の2つに分けてみましょう。

上半身というばねと下半身というばね、2つのばねが連結していると考えてみてください。

これらをより大きく使うために下半身というバネを最大限使う必要があります。

最初にあげたように下半身は上半身の6倍ほどのパワーが出せるからです。ばねはばねでも下半身の方が圧倒的に強いんですね

上手く下半身を使うにはどうすればいいか

最も身体の使い方で差が出るスポーツはなんだと思いますか。

それはゴルフです。

止まっているボールをどうすれば最も飛ばせるのか、これはゴルフの肝でもありますよね。

この中にスポーツ科学、身体を上手に使う方法のエッセンスが詰まっているのです。

ゴルフはひねりを使います。

ひねることで、ある筋肉が縮むと反対側の筋肉は伸びます。(これは上のばねの図と同様のことが起こっています。)

そしてひねりとは上半身と下半身、それぞれが正反対の方向に力を入れることです。

ゴルフを使って説明すると、力を最大限発揮したいときは下半身が動く向きと逆向きに上半身を動かすのです。

テイクバック後のスイングでの下半身の回転に対して、上半身は抵抗するように逆向きの力を入れてください。

そうすると、それぞれの力が拮抗して土台が安定するのです。

これは綱引きで考えるとわかりやすいです。

両者が拮抗しているとき、綱を引いてる手は相手側に引っ張られるが、身体は後ろへ体重をかけている

下半身の力は相当強いので自然に力を入れることができるのですが、上半身は力が弱いので力を意識的に入れる必要があります。

この力を意識的に入れるというのは身体の内部で行われていることなので、端から見ると全く分かりません。

最初にあげたように

簡単にやってるように見えてスゴい球を打っているのはなぜか?

これはつまり

・土台が安定している、
・静的に見えるが身体の中(インナーマッスル)では、ものすごい力が働いている

からです。

土台が安定しているとあまり複雑な動きをしていない、つまりシンプルな動きをしているように見えるので、結果簡単に見えてしまうのです。

また上半身だけしか使わないような力の出し方は、筋力が下半身に比べて少ない分、疲労の原因にもなります。

スポーツ上達に動画撮影は欠かせないということを記事にしましたが、力を入れてる部分は、動画撮影をしただけではわかりません。

上級者にアドバイスをもらうときは、どこに力を入れているのかも合わせて聞きましょう。

静的な部分に着目することが、上達のヒントになるかもしれませんよ。

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この記事の著者

岡田 大誠WEBデザイナー

株式会社だんきちでデザイン、WEB周りを担当しております。
温泉が好きです。最近スラックラインを始めました。
夏はスイカばかり食べています。

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